3-2ターゲット分析したい

施策の概要

どのような企業にアプローチすべきかを分析することができます。

CRMに蓄積されている「既存顧客の情報」とSalesNowが保有している「企業属性情報(業種・従業員数・設立年月・地域)」等の情報を掛け合わせて分析をします。

解決できる課題

  • 受注した企業の受注金額・継続率が低い
  • アプローチした企業の商談を実施しても、受注率が低い
  • リストを作成しアプローチを実施しているが、商談獲得率が低い
  • 受注率を高めるために必要な機能が分からない

分析の例

  • 既存顧客分析
    • 目的
      • 既存顧客の傾向分布
    • 解決できる課題
      • 受注した企業の受注金額・継続率が低い
    • 掛け合わせる項目
      • CRM:既存顧客全体
      • SalesNow:業種or事業内容/従業員数レンジ/地域/設立年月
  • ロイヤル顧客分析
    1. ロイヤル顧客=LTVが高い×満足度が高い=増えれば会社の成長の太い柱になる企業

    2. 目的
      • 本当に狙うべき企業群の選定
    3. 解決できる課題
      • 受注した企業の受注金額・継続率が低い
    4. 掛け合わせる項目
      • CRM:「契約期間×取引金額=LTV」、「NPS等の満足度調査結果」「取引継続理由」
      • SalesNow:業種or事業内容/従業員数レンジ/地域/設立年月
  • 解約分析
    1. 受注はしやすいが、解約しやすい本来的には取るべきではない顧客群の分析

    2. 目的
      • 狙ってはいけない企業群の分析
    3. 解決できる課題
      • 受注した企業の受注金額・継続率が低い
    4. 掛け合わせる項目
      • CRM:取引継続期間・売上・解約理由
      • SalesNow:業種or事業内容/従業員数レンジ/地域/設立年月
  • 受注分析
    • 目的
      • 狙うべきセグメントの選定
      • セグメントごとの営業ストーリー作り
      • セグメントごとの受注までのリードタイム改善
      • セグメントごとの受注までの行動数改善
    • 解決できる課題
      • アプローチした企業の商談を実施しても、受注率が低い
    • 掛け合わせる項目
      • CRM:「受注額」「受注までのリードタイム」「受注理由」「受注案件の行動数」等
      • SalesNow:業種or事業内容/従業員数レンジ/地域/設立年月
  • 失注分析
    • 目的
      • 狙うべきでないセグメントの選定
      • プロダクトへのフィードバック
      • 競合分析
    • 解決できる課題
      • アプローチした企業の商談を実施しても、受注率が低い
      • 受注率を高めるために必要な機能が分からない
    • 掛け合わせる項目
      • CRM:「失注理由」「失注の際の競合企業」
      • SalesNow:業種or事業内容/従業員数レンジ/地域/設立年月
  • アプローチ分析
    • 目的
      • 良Tierの選定
      • 歩留まりを見た上でのアプローチ改善
    • 解決できる課題
      • リストを作成しアプローチを実施しているが、商談獲得率が低い
    • かけ合わせる項目
      • CRM:「リスト総数」「アプローチ済み」「担当者通電」「資料送付」「商談獲得」「有効商談」
      • SalesNow:リスト抽出条件(Salesforceにリスコンバートできる機能が必要)。今であれば、手動インポート 業種or事業内容/従業員数レンジ/地域/設立年月

実施手順

  1. 分析対象を決定し、データを整備する
  2. 上記の分析項目から実施する分析項目に応じて、CRMの情報を整備します

  3. SalesNowの情報とCRMの情報を掛け合わせる
    1. Salesforceを利用している場合
    2. Salesforce連携を行えば、自動的にSalesforceにSalesNow情報を付与できます

      Salesforce連携の方法

    3. ラベルでの突合を行う場合
      1. 手順詳細
      2. 名寄せが完了した企業の連絡先情報が活用できるようになります
  4. 掛け合わせた情報を集計・分析
    • ピボットテーブルでの集計
    • SalesNow情報(業種・従業員数・地域・設立年月日等)×CRM情報(既存顧客/受注失注/アプローチデータ等)で集計を実施する

    • 示唆出しを行う
    • 集計によって出てきた定量データと定性データ(セールス担当者の肌感覚等)を掛け合わせて、示唆出しを行います